1. 権限の所在及び決定の方法
国際競技大会に派遣する日本代表選手を選考する最終的な権限は公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会にある。派遣選手の選考は、以下の基準に基づき、強化委員会が推薦し、常務理事会で承認することによって決定する。
2. 目標
- 大陸別選手権大会等で各カテゴリー全ての年齢別グループで優勝し、IFSC枠を多く獲得することで恒久的に多くの日本選手が世界で活躍できる場を創り出す。
- ボルダリング、リード、スピードの3種目に対して積極的にチャレンジし、より多くのメダル獲得を目指す。
3. 選考方針
- ユース日本代表として十分な実績を持つ選手及び今後の活躍が期待される選手の中から選考する。
- 単種目および複合種目において活躍が期待できる選手を最優先に強化委員会が推薦し選考する。
4. 選手の義務
- JMSCAが定める規程やルールを遵守すること。
- 選考された選手は、2018年アジアユース選手権大会において3種目全てに出場しなければならない。
5. アジアユース選手権大会2018代表選考基準
- 選考対象資格
- 2018年12月31日の時点で各カテゴリーにおいて以下の年齢別グループに属していること。
- ユースBは、14歳または15歳であること。
- ユースAは、16歳または17歳であること。
- ジュニアは、18歳または19歳であること。
- JMSCA登録選手規程に従い、A選手登録をしていること。
- 2018年12月31日の時点で各カテゴリーにおいて以下の年齢別グループに属していること。
- 出場人数について
- 国別枠について
各種目の各カテゴリーにおいて各国で最大6名。
- IFSC枠保有選手について
2018年1月1日時点での成年またはユースの世界選手権大会または大陸別選手権の優勝者(優勝種目で登録のこと)並びに出場種目の世界ランキングが10位以内であること。
- 出場人数について
IFSCルールでは1a・bが規定されているが、2a・bの基準を満たす全ての選手を派遣する訳ではなく、チーム構成、予算、安全面等の状況を総合的に判断し、選考基準により選出された選手の人数内で派遣を行う。
- 国別枠について
- 2018年国内選考大会等による選考基準
2の範囲内で、以下の順に優先的に派遣するもとのとする。
- 2018年ユース日本代表選手(20名)
男子ジュニア 楢﨑明智、原田海、今泉結太、⽥中修太 男子ユースA 伊藤寛太朗、小西桂、伊勢一真、西田秀聖 男子ユースB 抜井亮瑛、川又玲瑛、前田健太郎 女子ジュニア 高田こころ、中村真緒、森脇ほの佳 女子ユースA 伊藤ふたば、菊地咲希、栗田湖有 女子ユースB 谷井菜月、森秋彩、工藤花 - 「スポーツクライミング第21回ジュニアオリンピックカップ南砺2018(以下、JOC2018)」において、各カテゴリーにおける年齢別グループの優勝者6名を選考する。
- 各カテゴリーの年齢別グループにおいて、最大1名ずつを大会の実績に応じて強化委員会推薦選手として選出することができる。ただし、その対象となる実績はJOC2018および、日本ユース選手権リード競技大会2018、ボルダリングユース日本選手権鳥取大会2018のいずれかにおいて、リードは上位8位以内、ボルダリングは上位6位以内の成績を収めていること。
- 2018年ユース日本代表選手(20名)
6. その他
IFSCルールが変更された場合及び大会要項の変更があった場合には、選手選考基準も準じて改定をおこなう。
7. 決定時期
2018年9月上旬
大会概要
大会名 | アジアユース選手権大会2018 |
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開催地 | 中国・重慶 |
日程 | 2018年11月1日~4日 |
実施種目 | ボルダリング・スピード・リード |