1.権限の所在及び決定の方法
IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025(開催日:2025年10月23~26日、開催地)に派遣するスポーツクライミング日本代表選手を選考する最終的な権限は、公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(以下「当協会」という。)にある。
派遣選手の選考は、以下の基準に基づき、強化委員会が推薦し、常務理事会で承認することによって決定する。
2.本大会における目標
- 全種目において金メダルを含む複数メダルを獲得する。
- 過去に例のないチーム戦ルールでも日本の強さを世界に示し、スポーツクライミングの認知度を高め、子ども達に憧れられるチームになる。
3.本大会への参加種目と選手選考基準
- 参加種目
リード、ボルダーのチーム戦(各種目:男女各2名ずつの1チーム、計4名) - 選考方針
2025年に国際スポーツクライミング連盟(以下、IFSC)が主催・共催・認定する国際競技大会において、優秀な成績を収めた選手から、メダル獲得が期待できる選手を選考する。 - 本大会への派遣のための必要条件
① 2025年12月31日時点で17歳に達していること(IFSCルール改定に準ずる)
② 当協会登録選手規程に従いA選手登録をしていること - 本大会の選考大会
IFSCクライミングワールドカップ2025 - 派遣優先順と派遣選考基準
| リード・ボルダー | |||
|---|---|---|---|
|
参加 優先順 |
選考基準 | 選出予定人数 | 備考 |
| 1 | IFSCクライミングワールドカップ2025において、リード及びボルダーの順位ポイント(※1)の合計が70ポイント以下の選手で、ポイントの小さい選手から優先的にリード及びボルダーの2種目へ選出する(1種目のみのポイントしか保持していない選手は対象外とする) | 男女最大1名ずつ | 成績上位選手を優先とし、同順位となった場合は、リード及びボルダーの単種目の順位ポイントを比較し、より小さいポイントを持つ選手を優先する |
| 2 | ボルダー及びリードのそれぞれにおいてIFSCクライミングワールドカップの該当種目の順位ポイントの小さい選手から優先的に該当種目へ選出する | 1を除き各種目の参加最大枠を満たすまで選出する | 同順位だった場合は、対象選手が同時に参加したクライミングワールドカップの成績を比較し、上位成績を獲得した大会数の多い選手が優先される なお、同時に参加したクライミングワールドカップがない場合は、ジャパンカップ2025の成績で上位選手を優先する |
例)リード:10位→リード種目:10ポイント
4.その他
- IFSCルール等が変更された場合及び大会要項の変更があった場合には、選手選考基準も準じて改定をおこなう。
- 選手への渡航費や宿泊費等の補助の詳細については、派遣選手決定後に選手へ通知する。
- 感染症等による大会の延期になった場合及び選考大会日程が変更になった場合には可能な限り早急に改定または特別措置を公表した上で派遣対象選手を決定する。

