1.権限の所在および決定の方法
国際競技大会に派遣する日本代表選手を選考する最終的な権限は公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(以下「当協会」という。)にある。選考は、以下の基準に基づき、強化委員会が推薦し、常務理事会で承認することによって決定する。
2.選手選考方針および選手の義務
①IFSCクライミングユースの国際競技大会の各カテゴリーで優勝し、恒久的に多くの日本選手が世界で活躍できる場を創り出す。
②強化選手の中より、国内選考大会の実績をもとにユース国際大会のリードおよびボルダー種目にユース日本代表選手として派遣する。
③選考された選手は、当協会が定める規程やルールを遵守すること。
3.選考対象資格
2024年スポーツクライミングユースリードおよびボルダー強化選手
4.選考人数
IFSC枠保有選手を除き、各種目および男女各年齢別グループ(以下、「カテゴリー」とする)別に最大3名ずつ選考する。
5.対象国際大会
・IFSCクライミングユース世界選手権(2024年8月22~31日、中国・貴陽市)
・IFSCアジアユース選手権(場所・開催日共に未定)
※IFSCルールや大会要項の変更があった場合には、8.その他を参照
6.国際競技大会における選手選考基準
①第12回リードユース日本選手権いわて盛岡大会(LYC2024)および第10回ボルダーユース日本選手権いわて盛岡大会(BYC2024)より各種目およびカテゴリー別に上位選手より優先的に各種目それぞれの選考人数を満たすまで選考する。
- ※同順だった場合は、別紙に示す優先順の選考方法に沿って選考する。
- ※原則として、2024年スポーツクライミングユースリード・ボルダー強化選手の中より選考するが、アジアユース選手権については、辞退等の理由により選考人数の枠が満たされない場合は、強化選手以外の上位選手から順に選考人数を満たすまで選考する。
②IFSCクライミングユース世界選手権ソウル2023のリードおよびボルダー種目の実績によるIFSC枠保有選手は、IFSCルールに従い、獲得した種目のみ参加できる。なお、6.(1)で重複する選手がいた場合は、当該種目およびそのカテゴリーにおいて、6.(1)を除く最上位者を追加選考する。
- 【対象選手】
- リード:濱田 琉誠、小田 菜摘
- ボルダー:通谷 律、村越 佳歩
7.派遣選手決定および公表時期
派遣選手については、大会開催50日前を目処に決定し、大会開催前までに当協会ホームページにて公表する。
8.その他
・中国に渡航する場合、渡航目的に沿った査証(ビザ)取得が必須となる。
・IFSCルールが変更された場合および大会要項の変更があった場合には、選手選考基準も準じて改定をおこなう。
・選手への渡航費や宿泊費等の補助の詳細については、2024年度強化委員会予算決定後に選手へ通知する。
〈別 紙〉 参考資料
各種目で同じ順位だった場合の優先について
優先 | ユースB | ユースA・ジュニア |
---|---|---|
1 | 2023年ユース日本代表(リード・ボルダー)に選考されている選手 1-1.IFSCクライミングユース世界選手権ソウル2023に出場している選手のうち、個人順位で高い順位を獲得した選手を優先する。 1-2.1-1で同順だった場合、あるいは上記大会に出場していない選手は、 IFSCアジアユース選手権(中国・重慶)2023の個人順位で高い順位を獲得した選手を優先する。 ※:対象選手の2023年度のカテゴリーが異なる場合でも、上記大会における個人順位をそのまま使用して比較する。 |
2023年日本代表・ユース日本代表(リード・ボルダー)に選考されている選手 ※1-1・2を適用 |
2 | 2024年7月に開催される強化練習会において、オンサイトシミュレーションを行い、個人順位の高い選手を優先する。 ※3:該当者のうち参加できない選手がいた場合は、参加した選手を優先する。 |