1.権限の所在
JMSCAオリンピック強化選手を選考する最終的な権限は公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(以下「当協会」という。)にある。選手の選考は、以下の基準に基づき、強化委員会が推薦し、常務理事会で承認することによって決定する。
2.パリ2024オリンピックにおける強化目標及び選考方針
- パリ2024オリンピックにおいて金メダルを含む複数メダルを獲得することを目的とし、国際競技大会で決勝進出などの経験を持つ選手を選考する。
- 国際競技大会において単種目またはコンバインド種目で戦える競技力を持つ可能性のある選手を世界ランキング上位者または国内外の大会の上位者から選考する。
3.選手の義務
- 法令、当協会及び関係団体が定める規程やルールを遵守すること。
- 強化委員会がJMSCAパリオリンピック強化選手に対し指定した大会・合宿・練習会・研修会等に可能な限り参加すること。
- その他、強化選手としての自覚を持ち、強化委員会の指示等に実直に対応すること。
4. 第5期JMSCAパリオリンピック強化選手について
- 第5期JMSCAパリオリンピック強化選手は2022年11月1日から2023年3月31日までの期間を対象とする。
- 第5期JMSCAパリオリンピック強化選手については、当協会登録選手規程に従いA登録をしている選手の中から、以下の基準により選出し、各種目において基準となる実績によって以下のようにランク分けを行う。
【コンバインド種目(リード&ボルダリング)】ランク 基準となる実績 選手への特典 Sランク - IFSC-AC クライミングアジア選手権 ソウル2022 コンバインド種目 1位
- 第5回コンバインドジャパンカップ西条 1位
- IFSCクライミングワールドカップB&Lコンバインドいわて盛岡2022で3位以内
強化合宿、強化練習会などに最優先で参加でき、交通費・宿泊費等を補助する Aランク リードまたはボルダリングのIFSCクライミングワールドカップ2022で3位以内 ※ 強化合宿、強化練習会などに優先的に参加でき、交通費・宿泊費等を補助する Bランク - 第5回コンバインドジャパンカップ西条 2位~3位
- IFSCクライミングワールドカップB&Lコンバインドいわて盛岡2022で4~6位
対象とする強化合宿、強化練習会などに参加でき、交通費・宿泊費等を一部補助する 【スピード種目】ランク 基準となる実績 選手への特典 Sランク IFSCまたはJMSCAが主催・共催・公認するスピード種目の大会において、男子5. 390秒以内、女子7. 290秒以内の記録を持つ選手 強化合宿、強化練習会などに最優先で参加でき、交通費・宿泊費等を補助する Aランク IFSCまたはJMSCAが主催・共催・公認するスピード種目の大会において、男子5. 590秒以内、女子7.590秒以内の記録を持つ選手 強化合宿、強化練習会などに優先的に参加でき、交通費・宿泊費等を補助する Bランク IFSCまたはJMSCAが主催・共催・公認するスピード種目の大会において、男子5.790秒以内、女子7.890秒以内の記録を持つ選手 対象とする強化合宿、強化練習会などに参加でき、交通費・宿泊費等を一部補助する