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2022年世界ユース選手権大会(アメリカ) リード・ボルダリング種目派遣選手選考基準

1.権限の所在および決定の方法

国際競技大会に派遣する日本代表選手を選考する最終的な権限は公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(以下「当協会」という。)にある。選考は、以下の基準に基づき、強化委員会が推薦し、常務理事会で承認することによって決定する。

2.選手選考方針および選手の義務

(1) 世界ユース選手権の各カテゴリーで優勝し、IFSC枠を多く獲得することで恒久的に多くの日本選手が世界で活躍できる場を創り出す。
(2) 強化選手の中より、国内選考大会の実績をもとに世界ユース選手権大会リードおよびボルダリング種目にユース日本代表選手として派遣する。
(3) 選考された選手は、当協会が定める規程やルールを遵守すること。

3.選考対象資格

2022年スポーツクライミングユースリード・ボルダリング強化選手

4.2022年国内選考大会

(1) 第10回リードユース日本選手権南砺大会(2022年5月14・15日:富山・南砺)
(2) 第8回ボルダリングユース日本選手権倉吉大会(2022年6月11・12日:鳥取・倉吉)

5. 選考人数

IFSC枠保有選手を除き、男女各年齢別グループ(以下、カテゴリーとする)最大3名ずつ選考する。

6.選考方法

(1) 第10回リードユース日本選手権および第8回ボルダリングユース日本選手権の各カテゴリーの優勝者を選考する。
(2) 6.(1)を除き、複合ポイントの少ない者から順に、3名の枠が満まで選考する。

【複合ポイント】

2022年スポーツクライミングユースリード・ボルダリング強化選手のうち、第10回リードおよび第8回ボルダリングユース日本選手権両大会に出場している選手のみで順位の付け替えを行い、その順位の乗算を「複合ポイント」とする。ポイントの少ない選手が上位となる。
※ 複合ポイントが同ポイントの場合、その選手同士の順位を比べて、最も高い成績を持つ選手を上位とする

【例】 最も高い成績を持つ「A選手」が上位となる。
選手ボルダリングリード乗算ポイント
選手A2位6位12pt
選手B3位4位12pt
※ 上記の各種目の順位でも優劣がつかない場合は、下部に示す選考方法に沿って選考する。

(3) IFSC枠保有選手による選考
2021年世界ユース選手権(ロシア・ヴォロネジ)の実績によるIFSC枠保有選手は、IFSCルールに従い、獲得した種目のみ参加できる。なお、6.(1)で重複する選手がいた場合は、当該種目およびそのカテゴリーにおいて、6.(1)除く最上位者を追加選考する。

7.派遣選手決定および公表時期

派遣選手については、大会開催60日前を目処に決定し、大会開催前までに当協会ホーム ページにて公表する。

8.その他

・IFSCルールが変更された場合および大会要項の変更があった場合には、選手選考基準も準じて改定をおこなう。
・国際競技大会が開催され、派遣する場合は、外務省海外安全情報や在外公館のホームぺージ、JMSCA日本代表チームの新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン等を利用して、派遣先(国・地域)の国際情勢の変化や動向(感染症流行等)を注視し、危険度・危機情報を把握したうえ、強化委員会で協議し、派遣規模を縮小する場合がある。
・国際競技大会が開催されない、もしくは感染状況拡大・悪化等の理由で派遣が難しい場合は、国内強化合宿や練習会等を通して次年度に向けた強化を図る。
・本基準公表時点において、アジアユース選手権大会およびその他の国際競技大会については内容・日程・場所が未定であるため、詳細が決まり次第派遣選手の選考基準を発表する。

【参考】

複合ポイントで優劣がつかない場合の優先選考方法について
優先順ユースBユースA・ジュニア
1 ユース日本代表に相当する選手
① IFSC枠保有選手およびそれにより追加選考された選手を除く、2021年ユース日本代表(リード・ボルダリング)選手
② 第1回ユースフューチャーカップ鉾田(YFC2021)ユースC優勝者

※1:対象選手が①と②に該当する場合は、②の大会に出場している選手のうち、上記に記載ある方法で複合ポイントを算出し、ポイントの小さい選手を優先する。

IFSC枠保有選手およびそれにより追加選考された選手を除く、2021年日本代表・ユース日本代表(リード・ボルダリング)選手
2 第9回リードユース日本選手権南砺大会(LYC2021)
・第7回ボルダリングユース日本選手権倉吉大会(BYC2021)
上記2大会における個人最高順位

※2:1大会のみの出場であっても、出場した大会の個人順位で高い順位を獲得した選手を優先する。
※3:対象選手で2021年度のカテゴリーが異なる場合でも、上記大会における個人順位をそのまま使用して比較する。

・第17回ボルダリングジャパンカップ(BJC2022)
・第35回リードジャパンカップ(LJC2022)
上記2大会における個人最高順位
※2を適用
3 ・第9回リードユース日本選手権南砺大会(LYC2021)
・第7回ボルダリングユース日本選手権倉吉大会(BYC2021)
上記2大会の両大会に出場している選手のうち、複合ポイントの小さい選手

※4:対象選手の2021年度のカテゴリーが同じ場合は、上記に記載ある方法で複合ポイントを算出複合する。
※5:対象選手で2021年度のカテゴリーが異なる場合は、上記大会における個人順位をそのまま使用して複合ポイントを算出する。

・SPORT CLIMBING JAPAN TOUR 2021ボルダリング
・SPORT CLIMBING JAPAN TOUR 2021リード
上記2大会の種目別ランキング上位者
※2を適用