1.権限の所在および決定の方法
国際競技大会に派遣する日本代表選手を選考する最終的な権限は公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(以下「当協会」という。)にある。選考は、以下の基準に基づき、強化委員会が推薦し、常務理事会で承認することによって決定する。
2.選手選考方針および選手の義務
(1) 世界ユース選手権大会の各カテゴリーで優勝し、IFSC枠を多く獲得することで恒久的に多くの日本選手が世界で活躍できる場を創り出す。
(2) 強化選手の中より、国内選考大会の実績および個人のベストタイムをもとに世界ユース選手権大会スピード種目にユース日本代表選手として派遣する。
(3) 選考された選手は、当協会が定める規程やルールを遵守すること。
3.選考対象資格
2022年スポーツクライミングユーススピード強化選手
4.2022年国内選考大会等
(1) 第2回スピードユース日本選手権亀岡大会(2022年3月6日:京都・亀岡)
(2) 6月12日(日)までに開催されるIFSCおよびJMSCAの主催・共催・公認のスピード種目の大会および強化委員会主催によるスピード記録会
5. 選考人数
ユーススピード強化選手のうち、男女各年齢別グループ(以下、カテゴリーとする)最大3名ずつ選考する。
6.選考方法
(1) スピード基準タイムを満たした第2回スピードユース日本選手権亀岡大会の各カテゴリー優勝者
(2) ベストタイムが、各カテゴリーのスピード基準タイムを満たした上位選手より最大3名の枠が満まで選考する。
※ 6月12日(日)までに開催されるIFSCおよびJMSCAの主催・共催・公認のスピード種目の大会および強化委員会主催によるスピード記録会の各カテゴリーのベストタイムランキングを使用する。
ジュニア | ユースA | ユースB | |
---|---|---|---|
男子 | 7.0秒 | 7.2秒 | 8.2秒 |
女子 | 10.4秒 | 10.5秒 | 10.7秒 |
7.派遣選手決定および公表時期
派遣選手については、大会開催60日前を目処に決定し、大会開催前までに当協会ホームページにて公表する。
8.その他
- IFSCルールが変更された場合および大会要項の変更があった場合には、選手選考基準も準じて改定をおこなう。
- 国際競技大会が開催され、派遣する場合は、外務省海外安全情報や在外公館のホームぺージ、JMSCA日本代表チームの新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン等を利用して、派遣先(国・地域)の国際情勢の変化や動向(感染症流行等)を注視し、危険度・危機情報を把握したうえ、強化委員会で協議し、派遣規模を縮小する場合がある。
- 国際競技大会が開催されない、もしくは感染状況拡大・悪化等の理由で派遣が難しい場合は、国内強化合宿や練習会等を通して次年度に向けた強化を図る。
- 本基準公表時点において、アジアユース選手権大会およびその他の国際競技大会については内容・日程・場所が未定であるため、詳細が決まり次第派遣選手の選考基準を発表する。