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2020年度 スポーツクライミング国際競技大会派遣選手選考基準 ~新型コロナウイルスによる国内選考大会未実施の場合の特別措置~

公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会

本特別措置は派遣対象となる国際大会の60日前までに国内選考大会が実施できない場合のみに適用するものとし、国内選考大会が実施できた場合はすでに公表済みの「2020年度 スポーツクライミング国際競技大会派遣選手選考基準」を基に派遣選手を決定する。

  1. 権限の所在及び決定の方法

    国際競技大会に派遣する日本代表選手を選考する最終的な権限は公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(以下「当協会」という。)にある。派遣選手の選考は、以下の基準に基づき、強化委員会が推薦し、常務理事会で承認することによって決定する。

  2. 日本代表チームの目標及び選考方針

    東京2020オリンピック競技大会において金メダルを含む複数メダルを獲得することを目標とし、複合種目での活躍が期待できる選手を最優先に強化委員会が推薦し選考する。

  3. 各国際競技大会における選手選考基準
    1. IFSCワールドカップ2020
      1. 選考方針
        • 東京2020オリンピック大会まではJMSCAオリンピック強化選手を最優先に選考する。
          ※対象はSランク、Aランクであり詳細は第5期JMSCAオリンピック強化選手選考基準に準ずる
        • 単種目での優勝を目指し、日本代表選手団として活躍が期待できる選手の中から選考する。
      2. 国際競技大会派遣のための必要条件
        • 2020年12月31日までに16歳に達していること
        • 当協会登録選手規程に従いA登録をしていること
      3. 選考基準
        参加
        優先順
        日本代表選手区分及び選考基準 選出予定人数 備考
        1 第5期JMSCAオリンピック強化選手のSランク 男女最大各2名 東京オリンピック終了まで優先的に派遣する
        2 第5期JMSCAオリンピック強化選手のAランク 男女最大各3名 ・第5期JMSCAオリンピック強化選手選考基準はすでに公表済み
        ・コンバインドジャパンカップ2020終了まで優先的に派遣する
        3 IFSC枠保有選手(該当種目に限る) 選考基準の該当となった選手数
        4 2019年IFSCリードワールドカップで決勝進出選手の最高順位 基本的に男女それぞれ国別枠を満たすまで選出する ・上記選手を除いた上位の成績者から優先的に選出する。最高順位が同じ選手がいた場合は、2番目の上位成績を比べより上位の成績者を選出する。
        5 2019年リードジャパンカップの順位 基本的に男女それぞれ国別枠を満たすまで選出する ・上記選手を除いた上位の成績者から優先的に選出する
      4. IFSC枠保有選手及び国別枠について
        • IFSC枠保有選手(別紙
          2020年1月1日時点で該当種目の世界ランキングが10位以内であること。
        • 国別枠
          日本以外で大会が開催される場合は、各種目の各カテゴリーにおいて各国で男女最大5名ずつ。
        • チーム構成、予算、安全面等の状況を総合的に判断し、多数の派遣が困難な大会についてはIFSCルールに記載されているa・bの基準の派遣枠よりも少ない選手数を派遣する場合がある。
      5. 決定時期

        基本的には派遣対象となるIFSCリードワールドカップ大会の50日前までには該当大会への派遣選手を決定する。

  4. その他
    1. IFSCルール等が変更された場合及び大会要項の変更があった場合には、選手選考基準も準じて改定をおこなう
    2. 選手への渡航費や宿泊費等の補助の詳細については、2020年度強化委員会予算決定後に選手へ通知する。
以上