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第4期 JMSCAオリンピック強化選手 選考について

1 権限の所在

JMSCAオリンピック強化選手を選考する最終的な権限は公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(以下「当協会」という。)にある。選手の選考は、以下の基準に基づき、強化委員会が推薦し、常務理事会で承認することによって決定する。

2 JMSCAオリンピック強化選手の目標及び選考方針

  1. 東京2020オリンピック競技大会において金メダルを含む複数メダルを獲得することを目的とし、複合種目において国際競技大会で決勝進出などの経験を持つ選手を選考する。
  2. 国際競技大会において複合種目で戦える競技力を持った選手を国内選考大会の上位者から選考する。

3 JMSCAオリンピック強化選手の義務

  1. 当協会が定める規程やルールを遵守すること。
  2. 強化委員会がJMSCAオリンピック強化選手に対し指定した大会・合宿・練習会・研修会等に参加すること。
  3. その他、強化委員会の指示に従うこと。

4 第4期JMSCAオリンピック強化選手について

  1. 東京2020オリンピック競技大会でメダルを獲得するために当協会が最優先で強化する選手である。
  2. 第4期JMSCAオリンピック強化選手は2019年4月1日からオリンピック予選大会(2019年11月 フランス・トゥールーズ)が終了するまでの期間を対象とする
  3. 第4期JMSCAオリンピック強化選手については、当協会登録選手規程に従いA登録をしている選手で、かつ2019年12月31日までに16歳に達している選手の中から、以下の基準により選出し、基準となる実績によってランク分けをおこなう。
    ランク基準となる実績
    ※複合種目の結果のみ
    選手への特典
    Sランク
    1. 世界選手権2018 6位以内
    2. アジア競技大会2018 1位
    3. アジア選手権2018 1位
    4. コンバインドジャパンカップ2019 1位
    すべての国際競技大会、強化合宿、強化練習会などに最優先で参加でき、交通費・宿泊費等を補助する。なお、男女合計8名ないし7名が選出された場合でも補助の上限は6名分とする。
    AランクSランクの選手を除き、複合ポイントの上位者男女3名ずつワールドカップ2019(各種目最大3大会)、強化合宿、強化練習会などに優先的に参加でき、交通費・宿泊費等を補助する。
    Bランクコンバインドジャパンカップ2019に出場した、S・Aランクの選手を除き世界選手権2019への出場権を得た選手。ワールドカップ2019(各種目最大1大会)、強化合宿、強化練習会などに参加でき、交通費・宿泊費等を補助する。
    複合ポイント = 「ボルダリング順位」×「リード順位」×「スピード順位」
    1. 2019年に開催される「第14回ボルダリングジャパンカップ」「第32回リードジャパンカップ」「第1回スピードジャパンカップ」の順位ポイントを乗算し、その複合種目の複合ポイントを用いて決定する。
    2. 複合ポイントが同ポイントの場合は、その選手同士の各種目の順位を比べ、より多くの種目で上位となった種目数の多い選手を上位とする(例1)。3名以上の選手の優劣がつかない場合は、第32回リードジャパンカップおよび第14回ボルダリングジャパンカップの順位の乗算の少ない者を上位とする(例2)。
      【例1】同ポイントが2名の場合
      選手ボルダリングリードスピード複合ポイント
      選手A6位2位10位120pt
      選手B10位3位4位120pt
      【例2】同ポイントが3名以上で優劣がつかない場合
      選手ボルダリングリードスピード複合ポイントボルダリング・リード
      順位乗算
      選手C2位10位6位120pt20pt
      選手D6位2位10位120pt12pt
      選手E10位6位2位120pt60pt
      リードおよびボルダリングの順位の乗算の少ない「選手D」が上位となる。
    3. a、bでも優劣がつかない場合は、2019年1月1日時点でのIFSCボルダリングワールドランキング及びIFSCリードワールドランキングの上位選手より強化委員会が推薦し、常務理事会で決定する。

5 第5期JMSCAオリンピック強化選手について

東京2020オリンピック選考基準の詳細が決まり次第第5期JMSCAオリンピック強化選手は公表する。