1. 権限の所在及び決定の方法
本大会への派遣選手の選考についての最終的な権限は公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会にある。選手の選考は、以下の基準に基づき、強化委員会が推薦し、常務理事会で承認することによって決定する。
2. IFSC世界選手権大会2018への派遣選手数と参加種目について
- 本大会は単種目(ボルダリング・リード・スピード)と複合種目(3種目を一人の選手が行う)が開催される。
- 参加者数は各種目に最大で6名のNF枠と別枠でIF枠保持者を加えた選手を派遣することができる。
3. 本大会における目標
- 複合種目において金メダルを含む複数メダルを獲得する。
- 単種目において金メダルを含む複数メダルを獲得する。
4. 選考方針
- 本大会において複合種目及び単種目で世界と戦える競技力を持った選手を国際大会の結果などにより選考する。
- 本年の日本代表選手選考基準において、IFSCスピードワールドカップへ単種目として参加できる該当者がなかったため、本大会の選手選考は「ボルダリング種目」「リード種目」「複合種目」において世界と戦える優れた成績を収めた選手の中から選考する。
5. 選考対象となる大会等
- 直近で開催された世界選手権大会、アジア選手権大会、世界ユース選手権大会、アジアユース選手権大会、ワールドカップ総合(オーバーオール)
- IFSCボルダリングワールドカップ2018(第5戦八王子大会まで)
- IFSCリードワールドカップ2018(第3戦ブリアンソン大会まで)
- 第1回コンバインドジャパンカップ盛岡2018(以下、CJCと記す)
6. 選手選考基準と出場種目について
- 直近の世界選手権大会、アジア選手権大会、世界ユース選手権大会、アジアユース選手権大会、ワールドカップ総合(オーバーオール)において優勝し、IF枠を保持している選手でIFSCクライミングワールドカップ2018の該当種目において10位以内の成績を収めた選手をその該当種目へ参加させる。
ただし、複合種目においては3種目のうちのいずれか1種目において10位以内の成績を収めることとする。 - 「IFSCボルダリングワールドカップ2018」「IFSCリードワールドカップ2018」の両方に出場し、それぞれの種目の最高順位を加えた順位ポイント20以内となる選手を複合種目へ参加させる。
順位ポイント = 「ボルダリング順位」+「リード順位」
- 「IFSCボルダリングワールドカップ2018」「IFSCリードワールドカップ2018」のそれぞれの種目で8位以内の成績を収めた選手と上記6.(1)にて単種目で選出された選手の中から強化委員会で推薦する選手を複合種目へ参加させる。
- 第1回コンバインドジャパンカップ盛岡2018において優勝した男女各1名の選手を複合種目へ参加させる。
- (1)~(4)で選出された複合種目の参加者を除き、国別枠に収まる選手を「IFSCボルダリングワールドカップ2018」「IFSCリードワールドカップ2018」の上位者から優先的に単種目へ参加させる。
- 参加者が国別枠最大数を満たさなかった場合は「5. 選考対象となる大会」の結果の上位者より強化委員会が推薦する選手を参加させることができる。
以上
大会概要
大会名 | IFSC世界選手権2018 |
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開催地 | オーストリア・インスブルック |
日程 | 2018年9月6日~16日 |
実施種目 | ボルダリング、スピード、リード、複合(ボルダリング、スピード、リード)、パラクライミング(リードのみ) |