1. 権限の所在及び決定の方法
本大会への派遣選手の選考についての最終的な権限は公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会にある。選手の選考は、以下の基準に基づき、強化委員会が推薦し、常務理事会で承認することによって決定する。
2. 選考方針
国際競技大会において複合種目で戦える競技力を持った選手を国内選考大会の上位者男女3名ずつを選考し、複合種目における金メダルを含む複数メダルの獲得とスピード種目及びスピードリレー種目における決勝進出を目指す。
3. 第18回アジア競技大会 実施種目(2018年8月23日~27日、インドネシア)
実施種目 | 各国参加枠数 | |||
---|---|---|---|---|
複合種目(スピード、ボルダリング、リード) | 個人種目 (男女別) |
男女2名ずつ | ||
スピード種目 | ||||
スピードリレー種目 | 団体種目 (男女別) |
男女2名ずつ (1チーム3名で構成) 但し、日本は1チームのみ |
4. 第18回アジア競技大会への派遣選手数
本大会への派遣選手数はJOC日本オリンピック委員会の決定による派遣選手数に準じ、男女3名ずつ(うち各1名はスピードリレー種目のみ出場)とする。なお、出場種目への参加選手は、複合ポイント上位者より優先的に決定する(下記5-1参照)。
5. 選手選考基準
- 「ボルダリングジャパンカップ」「日本選手権リード競技大会」「スピード日本ラ
ンキング(2018年3月19日時点)」の3種の順位を乗算した複合ポイントの少ない者から男女各々上位3名を派遣選手として選考する。
- 男女各3位はスピードリレー種目にのみ出場できる。
- 3種全てに順位がある者にしか複合ポイントは与えられない。
複合ポイント = 「ボルダリング順位」×「リード順位」×「スピード順位」
- 複合ポイントが同ポイントの場合は、各選手のボルダリング、リード、スピードの各種目の順位を比べ、より多くの種目で上位となった種目数の多い選手を上位とする。
【例1】同ポイントが2名の場合
選手 ボルダリング リード スピード 複合ポイント 選手A 6位 2位 10位 120pt 選手B 10位 3位 4位 120pt ポイントが並んだ上記の2選手の場合はボルダリング、リードの2種目でより上位となった「選手A」の方が順位は上となる。また、3名以上の場合も同様である。
- 2の基準でも選手の優劣がつかない場合は、ボルダリングおよびリードの順
位の乗算の少ないものを上位とする。
【例 2】同ポイントが3 名以上の場合
選手 ボルダリング リード スピード 複合ポイント ボルダリング・リード
順位乗算選手D 2位 10位 6位 120pt 20pt 選手E 6位 2位 10位 120pt 12pt 選手F 10位 6位 2位 120pt 60pt ポイントが並んだ上記の 3 選手の場合は、ボルダリングおよびリード順位の乗算の小さい「選手 E」が上位となる。
- 3でも優劣がつかない場合は、過去の国際競技大会の実績等を勘案して強化委員会が推薦し、常務理事会が決定する。