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藤井快が2017年ワールドカップ初戦で優勝

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IFSCクライミング・ワールドカップ2017年シーズンのボルダリング開幕戦であるマイリンゲン(スイス)大会が終了しました。

予選では、昨年の世界選手権ボルダリング覇者である楢﨑智亜と、昨年の年間ランキング4位の野口啓代が共に通過できないという波乱もありましたが、日本チームは男子5名、女子2名の7名が準決勝へと駒を進めました。

準決勝は杉本怜野中生萌のトップ通過を筆頭に藤井快渡部桂太の4名が通過。緒方良行楢﨑明智小武芽生は惜しくもここで脱落しました。

男子決勝は非常に難しいセッティングで上位4名が1完登で並び、アテンプト差で勝敗が分かれる結果となりましたが、第3課題をフラッシュ*1した藤井がアテンプト差で優勝しました。第2課題を3アテンプトで完登した渡部が3位に入りました。3年ぶりに決勝へと進んだ杉本は4位となりました。
女子決勝は昨年の年間ランキング1位のショウナ・コクシー(イギリス)が他を圧倒する強さで全課題を完登して優勝しました。3位には野中が入りました。野中は第2課題を唯一2アテンプトで完登しており、これが表彰台の決め手となりました。

日本チームは準決勝、決勝と、他国に比べ多くの選手が上位に進出しており、層の厚さが際立っていました。
今後の予定としては4月22〜23日、29〜30日と中国で開催され、その次はいよいよ5月6〜7日の日本開催となります。

*1: 1回目のアテンプト(トライ)で完登することをフラッシュという

写真提供: 公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会

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