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COMBINED
複合種目のルール

2020東京オリンピックでのスポーツクライミングは複合種目で行われます。
リード、ボルダリング、スピードの3種目を、
1人の選手が全てこなす全く新しい形の競技です。

オリンピック種目としてIFSC国際オリンピック委員会(以下、IOC)に提案した複合種目は、これまでの各種目とは異なり、クライミングに必要な全ての要素を必要とされる種目となりました。また、短期間での競技となるため、これまで以上にタフなフィジカルも求められてくると予想されています。

複合競技会

2017年7月にシンガポールで開催されたアジアユース選手権でユースAカテゴリーのみの複合種目が実施されたのを皮切りに、9月にはインスブルックで開催された世界ユース選手権においてユースの全てのカテゴリーでおこなわれました。

今後は2020年に向け、世界選手権やアジア選手権、ワールドカップそして日本国内での開催も検討されています。

競技方法

2017年9月の世界ユース選手権ではスピード、ボルダリング、リードの順に各種目が実施され、それぞれの種目の順位の掛け算で複合種目の順位が決まるという競技方法でおこなわれました。
例えば、ある選手がスピード7位、ボルダリング3位、リード2位だとすると合計42ポイントとなり、別の選手がスピード4位、ボルダリング2位、リード4位だと32ポイントで後者の順位が上となります。
これからオリンピックまでに様々な試行錯誤を経て、公平で競技性の高い正式な競技方法が決定されていく予定です。
しかし元々フリークライミング人口の多かったヨーロッパを中心に急速に発展し、1991年には世界選手権がスタート、そしてリード種目のみが開催されていた大会も1999年までには現在と同じ3種目が開催されるようになりました。そして2020年の東京オリンピック追加種目として新たに複合種目が追加され、幾つかの大会で実施されはじめています。

IFSCが認定する公式の競技会で行われている4種目は「リード」、「ボルダリング」、「スピード」、「複合」となっています。