今年のリード3戦目となる「IFSC クライミング・ワールドカップ ブリアンソン 2016」が開催されました。
日本からは男子6名、女子6名の合計12選手が参加しました。
今大会は、他大会と違い予選と準決勝が同日に行われ、準決勝に進出した選手は一日に3本のルートを登らなくてはならない過酷な戦いとなりました。その中で日本人選手としては樋口純裕が準決勝を6位で通過し、唯一決勝へと進みました。
©Hiroshi Yasui
女子の決勝は強い雨の降る中で行われましたが、今シーズン負けなしのヤンヤ・ガンブレットが予選から決勝まで全てのルートを完登という完璧な勝ち方で優勝しました。これで開幕から3連勝。8月19〜20日で開催されるイムスト大会で優勝すれば早くも年間チャンピオンが決定します。
男子の決勝では、日本で唯一決勝に残った樋口が順位を一つ上げて5位に入りました。今年の開幕戦シャモニ大会から13位、7位、5位とじわりじわり順位を上げているので、今後の活躍に期待できます。優勝はスロベニアのドメン・スコフィックで、シャモニ大会と同じく男女共にスロベニアの優勝となりました。
引き続き、次戦イムスト大会での日本チームの活躍に期待しましょう。
©Hiroshi Yasui
写真提供: 日本山岳協会